和田峠一帯は、優れた石質を誇る国内最大級の原石産地です。
今から約80〜140万年前の八ヶ岳山系は、地下からのマグマが地表に噴出する活発な噴火活動が繰り返されていました。山全体がなだらかに広がる霧ケ峰は、流動性の強い溶岩で形成された火山でした。やがて噴火活動が終息にいたる際に、粘度の高いマグマが急速に冷却し、安山岩・流紋岩などと互いに層となって黒曜石が形成されたといわれています。現在では鷲ヶ峰の周囲1500m前後の等高線に沿って、和田峠・星ヶ塔・星ヶ台・星糞峠・男女倉などの黒曜石産地が連なり、これらの黒曜石の露頭は、地下で円筒形の巨大なオブジェのように繋がっていると考えられています。
どんなマグマでも黒曜石になるものではなく、流紋岩や石英安山岩質のマグマからしか生成されないため、黒曜石の産地も限られています。とりわけ和田峠一帯の山地は、国内最大級の原石産地で、非常に石質の良いことでも知られています。
黒曜石は未知の可能性を持った人にやさしい天然素材です。
黒曜石は、割るとガラスのように鋭いエッジが出来ることから、先史時代より矢じり、槍の穂先などの石器として長く使われてきました。
宝石名では「オブシディアン」と呼ばれ、パワーストーンとして日本だけでなく世界的にも高い人気があります。
現代においても使用用途は広く、微かな磁気を発するという特徴を生かして水の改質材料として使われたり、緑化資材、建築資材、油吸着材や排水処理材としても使われています。
黒曜石は未知の可能性を持った人にやさしい天然素材です。長野県下諏訪商工会議所では、優れた石質を持つ和田峠産の黒曜石に注目し、その特徴を活かした商品の開発を支援し、信州しもすわ「黒曜石物語」ブランドとしてご案内しています。
(黒曜石についての資料・引用 芙蓉パーライト株式会社様)





